試合結果とハイライト
改めてトンガで何があったのか。
日本にいるトンガ出身の方は数百人。リーグワンで登録されているトンガ出身選手は230人で、結構多いのに、それでもなかなか選手を集めるのは大変だったようで、なんだか悩ましいですね…。
チャリティマッチの雰囲気最高
久々の代表戦すごくよかった。やっぱりテストマッチ(厳密には今回は違うけど)はイイ!テストマッチ的な雰囲気、シピタウやスクラムユニゾンによる国歌斉唱、とてもよかった。キッズの声ってなんであんなにいいんだろう。メイン席の4列目だったので、選手の生声が聞こえてきて、表情もすごくよくてなんだか涙が出てしまった…。フラッグも素晴らしかった。あれだけのメッセージを集めていたのは知らず、それもまた感動してしまった。
トンガ王国に向けても同時中継されていたようで、現地でどのような反応だったのか気になるところです。トンガ語の実況解説もあったようで、本当に多くの人が携わったイベントだったんだろうなぁと思います。JRFUの中の人のツイート見ましたが、3月末からスタートしたプロジェクトだったとのこと。ここまで大きなイベントなのに2か月足らずでの準備、関係する方々においてはとても大変だったのではと思います。(最近、仕事でVIPをお迎えする準備をしたばかりで、それも1か月くらい時間をかけたので…涙)トンガ現地ではではまさに国を挙げたイベントになっており、とても意義深いものだったに違いないと思います。
ラックの肉弾戦がエグかった!ラックでのボールの争奪戦が毎回すごいやりとりで、ジャッカルしたりされたり、スイープもすっごく激しくて本当に見ごたえがあった!Tonga Samuraiのメンバーを見ると、ほぼほぼ全員180cm/100kgで巨人集団すぎました。アタックにおいては、自陣でゴール前テンポよく展開されるとディフェンスは厳しいですね。日本代表目線、Tonga Samuraiに対してはダブルタックルで2人かけて脚を止めるしかなく、ボールがスローにならないといずれ人数が足りなくなってしまう。大外には大きくて独特で才能のあるランナーがいるためにトライされちゃう、という構図だったなぁと思います。あと日本代表目線、厳しかったのはゴール前でのピックアンドゴー。シンプル肉弾戦で巨人が数人まとめて数センチを稼いでくるような攻撃をされちゃうとやっぱり厳しいなぁと思います。
今回思ったのはやっぱりレメキは天才というか、他の違う才能を持っているなぁと思った。ハイパントキャッチはほぼほぼすべてできてたと思うし、ランもバチバチにメーター稼いでいて何か輝くモノを持っている選手なんだなぁと改めて思いました。日本代表を見ていると、ミスをしないのは当然、ちょっとでもミスすれば減点方式でイライラしてしまい、レメキもそういう目で正直見ていたのですが、環境を変えてプレーを見るとやっぱり光るものがあるなぁと思いました。レメキ再評価(手のひらクルクルで恥ずかしい涙)
なかなかに厳しい対戦相手ではありましたが、最終的にはEmerging Blossoms の勝利でした。今回のメンバーはとてもユニークでしたが、私目線嬉しかったのは、10田村 12立川 13ラファエレの超安心メンバー。経験も才能もあるメンバーが揃っていたのは本当に頼もしかったです。それぞれ活躍する場面があったのも素晴らしかった。立川のロングパスはえぐかったし、ラファエレのランもめちゃくちゃよかった!!!ツイッターでは初期のサンウルブズっぽい感じだよねという人もいて、なるほど…という感じ。
試合後はほのぼの
試合中はバチバチの両チームでしたが、試合後は本当にほのぼの、というかチームメイトである選手もたくさんいて仲良しな選手たちが見られて眼福眼福でした。特に田村とレメキがずっと話をしていて意外でした。トイメンだったからかな?また心打たれたのは最後の円陣。両チーム一緒になって試合後のお祈りをしていてこれぞラグビー、ノーサイドだなぁと思いました。デフォでハモってるのすごい。
そしてそして何よりTongaSamuraiのサービス精神というか気持ちが熱かった!というのも、今回特別に作り上げたオリジナルシピタウは試合後合計3回、メインスタンド、バックスタンドの選手家族/お知り合いが集まっていたバックスタンド、バックスタンド中央に向けて披露してくれました。これだけ見られれば秩父宮にいたファンは大満足でしょう笑 これ最初から最後まで何を言っていたのか、どういう意味なのか知りたい!!!最後に感謝!って言ってるのは聞こえるのだけど…それだけでもなんだか涙が出ちゃうね。
それもこれも全部ありがとう、こちらこそだし、こんなやりとりで両国のつながりを深めて行けたらいいなぁと思います。戦争なんてくだらないことしないで、みんなでラグビーしようぜ!!!
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