ラグビー日本代表を変えた「心の鍛え方」で人生変わった

雑記
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 だいぶ大げさなタイトルではあるのですが、私のバイブルの1冊を紹介させてください。仕事で勝負時になるたびにこの本と、この動画を見て気持ちを作っています。私にだってできる!

Japan v South Africa – Full Match Highlights and Tries
何回見ても元気と涙がでちゃう。

本書に興味を持ったきっかけ

職場でぶっ倒れる

 2015年頃だと思うのですが職場で失神してしまいました。今思えば大したことがない失敗だったのですが、入社して2年目かで少し背伸びをして仕事に取り組んでみたところだったので、自分で自分を追い込んでしまいました。ほんの数分のことだったのですが、心臓がドキドキして、頭がぼーっとして、気分も悪いなぁ、どうしよう…と思っていたら、次には職場の先輩に「大丈夫か!?」と肩を支えてもらっていたところでした。念の為病院にもかかったのですが、最終的な診断はぼんやりしていて覚えていません。覚えているのは「辛いときにちょっと気持ちが楽になるお守りをあげるね」、とお医者さんが言っていたお薬を少しだけ処方してもらったことです。

自分に対しての気付き

 職場でこのようなことを起こしてしまって大変に迷惑と心配をかけてしまって以降、自分の心が他の人よりも弱いのかもしれない、だとしたら自分の気持ちや心、特にストレスがかかっている状況に対してどう対処するべきなのか、そんなようなことにとても興味を持つようになりました。その説は本当に迷惑をかけました、申し訳ありませんです。

そんなところに出会ったのが本書

 とても理にかなった内容でした。メンタルコーチとしての役割を道具・スキルを増やす手伝いだと定義して、非常に具体的な例でもってそれぞれへの対処法を教えてくれます。


私が本書をおすすめしたいと思った3つの気付き

不安なときの対処法

 1番納得できたのは、不安でどうしようもなくなったときは、何が不安なのか全て書き出すこと、そしてそれぞれに対して何をすれば解決するのかを考えること、という記述。書いてみると特別なことでもないように思えるのですが、自分が悩みの渦中にいるときって自分のことを、引いて/第三者的視点で捉えられない事が多いなぁと思います。具体的に何に不安で、どう嫌なのか、それはどうすれば解決するのかを書き出してみること、って自分だけでサクッとできるお手軽な気持ちの整理の仕方になったりするのかなと思っています。

自分にフォーカスすること

 あと、自分だけでコントロールできることだけに集中すること。周囲の人や期待や環境はどうやっても変えられない。だったら、今の自分に何ができるかを考えて行動することでいろんなことを前向きに捉えられるようになるというのもすごく納得。
 自分に置き換えると昇格試験(試験はプレゼンだったんですが)に受かるかどうかは面接官の決めることで、私はコントロールできない。だけど、プレゼンが上手くできるかは自分が上手に喋れるか、また資料をどこまで作り込めるかって話で、それは私の努力でどこまでも精度を上げることができる。試験の合否は分からないけど、試験当日に最高のプレゼンをすることに集中しようと頑張ることができました。試験には運良く合格できたのですが、落ちたとしても、最高の準備ができてれば、相手が悪かっただけだな、とすっきり諦められるような気がしてます。(ここまでやってだめならスッキリ諦められるな、と思いながら本番やりましたし)

最高のプレゼンのためには

 またただの一節なのですが、プレゼンが上手くいくような心がけはありますか?とよく聞かれるが、そんなの準備あるのみ、色んな人に見てもらうこと、本番の会場で、本番の服装で何度も練習をすれば、自ずとうまくいきますよって書いていて、おっしゃるとおり笑、となりました。なので、大事なプレゼンの前にはまずこの本を読んで、マインドセットを作ってから望んでいます。何度読んでも面白い。

どうしてこんなに推すのか?

先生だから

 著者の荒木香織さんはスポーツ&パフォーマンスサイコロジー(博士 Ph.D.スポーツ科学ノースカロライナ大学大学院 UNCG)Professor & Performance psychology consultant だからです。最先端の大学でこの分野=スポーツ心理学博士号を取得された本当に「先生」だからです。事実に基づいた研究によって証明されたものを土台に、ラグビーだけでなく様々なスポーツチームの支援を行っておられる実績のある先生の著書であるわけです。そこらへんの素人が気合と根性とか言ってるわけじゃないということです。

実績があるから

 やっぱり2015年の南ア戦でちゃんと結果を出しているからなんですよね。あんなにかっこよかった日本代表も私と同じように悩むんだ、とか、でもちゃんと心を鍛えれば、向き合う道具を磨いていればちゃんと克服できるし、それはスポーツ選手に限った話でもないというように思えるところが大きいと思っています。具体的な選手の名前を上げつつ、裏話的にも読めるので、ファンの方は必読かと。

最後に、荒木先生直伝「心を鍛える10ヵ条」

日本人全員デスクの前にこれを貼って毎日読み上げたほうがいいレベルで金言。そう言いながら私はまだできてないので月曜日会社で印刷して貼ってやる!

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