21 トップリーグ観戦記 今年のクボタは強かった

観戦記
観戦記

 先週4/10週のトップリーグも激アツでしたね。中でも熱かったのはもちろんトヨタ対クボタのレッドカンファレンス2位決定戦。昨年の対決を彷彿とさせるすごい試合でした。今回は昨年の同カードでの違いについて、試合展開の視点からまとめていこうと思います!

2021年の結果

試合の結果

 トヨタ25-24クボタでトヨタの勝利でした。それもそれも試合終了の直前までクボタが勝っていた状況からの劇的トライ&ゴール成功。粒揃いな試合が多い今シーズンのトップリーグの中でもかなりドラマチックな結末となりました。総合順位の2位を決める直接対決でもあり、両者にとってこの結果は以降のトーナメントに大きな影響を与えることになりそうです。

【ハイライト】トヨタ自動車 vs. クボタ|トップリーグ 2021 第7節

トーナメントへの影響

 勝ったトヨタは、清水建設vs日野の勝者との1回戦、その後はホンダvsドコモの勝者になります。是非TJとの対決が見たいところ!昨年度までの実績で見れば、トヨタは勝てる相手かな、と。一方で、負けたクボタはヤマハと1回戦。ヤマハといきなり当たるのはかなり大変です。更にその後待っているのが神戸製鋼ですから、クボタは試されるトーナメントになるのかな、という印象です。そう思えば、この1勝の価値は非常に大きいのではないかと思います。

2020年の結果

 昨年も同じカードで同じような結末だったのを思い出しました。2点ビハインドのシーンから、敵陣でのジャッカルをかまし、ペナルティゴールのチャンスを獲得。バリ安定感のあるクロニエ選手のゴールが決まり、試合時間82分での劇的勝利となりました。ロースコアなシーソーゲーム、手に汗握る試合でめちゃくちゃ疲れたのを思い出します…。

2020 第6節 トヨタ自動車ヴェルブリッツ vs. クボタスピアーズ

2020年vs2021年 同カードの違い

 ということで、試合の展開の観点で時間を中心に置いて昨シーズンと今シーズンの違いがどこにあったのかをまとめてみました。

2020年と2021年の得点経過表

2020年シーズン

 2020年シーズンでは前半20分にクボタがトライの形をしたように思えたのですがTMOにてキャンセルになったために前半33分までスコアしない非常に固い展開。前半33分にようやくトヨタがトライをとり、そのまま後半へ。後輩に入って先にスコアをしたのもトヨタ。その後もトヨタがリードをする展開が続きました。後半60分からクボタの連続スコアにより試合終了間際80分には17−18と1点クボタがリードすることに。ラストワンプレーでクボタが痛恨の自陣でのペナルティ。この場においても安定のクロニエがゴールを決め2点差での逆転勝利となりました。

https://rugby-kansai.or.jp/101163

2021年シーズン

 対する2021年は試合全体を通してクボタがリードをする展開。試合開始20分で14点取り、5−14としていました。前半終了直前にトヨタもトライし13−14まで追い上げましたが、依然クボタリード。後半最初のスコアもクボタ。47分にトヨタがペナルティで1点リードするものの、65分で逆転18−24となりました。クボタリードの展開は試合終了の80分まで続いたのですが、またしてもラストワンプレーの中で、なんとか1トライ&ゴールを掠め取ったトヨタが1点差で勝利を収めました。このカード、2年連続で最後の最後まで楽しませてくれるじゃないの〜!!!!というファン冥利に尽きる試合内容でございました。

https://www.facebook.com/kubotaspears/photos/a.5594030217303953/5593987243974917

2年間の違いと感想

クボタが強くなっている

 南アフリカのスーパースターマルコム・マークス様の加入はもちろん、クボタがチームとしての力をあげていることが本当によく分かります。今年2021年の試合では序盤は完全にクボタペース、この勢いのままどんどんスコアできそうな雰囲気すらありました。最後の最後のまで諦めないトヨタの姿勢が勝ちを呼んだと思っていますが、来年度以降、どんな結果になるのかは全く読めないなぁと思っています。数年前から海外の大型選手をたくさん呼ぶなど相当ラグビーに力を入れていることが伺えるクボタの成長に期待、です。

https://www.facebook.com/kubotaspears/photos/a.5594030217303953/5593985897308385

ラストワンプレーって面白い仕組み

 ラグビーが熱いのは、やっぱりラストワンプレー。時間がくればどんな状況でも試合終了となるサッカーなどの競技と違い、80分が過ぎたとしてもプレーが切れるまで終わらないラグビーは試合が本当に終わるまで、何が起こるか分からないワクワク感とドラマチックな展開を作りやすいルールになっているなぁと思いました。トヨタの逆転勝利はもちろん、2019年ワールドカップの日本対スコットランド感じましたが、80分のホーンがなって、プレーが切れるその瞬間まで、どちらが勝つのかは本当に誰にも予測できないんだなぁと思います。スコットランド戦の残り3分が、私が感じた世界で1番長い3分間でした…。そう考えるといろんな試合でいろんなラストワンプレーが起こしたいろんなドラマがありますし、それらはラグビーの魅力のひとつなんだろうなぁと思います。

https://twitter.com/toyotaverblitz/status/1381177500504530950?s=20

最後に

以上、超超超超ドラマチックだったトヨタ対クボタの試合でした!次回のトヨタの試合は秩父宮ラグビー場での現地生観戦です!!!!!!!!チケットが当たりました〜!!!!1年ちょっとぶりの現地観戦、写真や動画をたくさん撮りたいと思ってます!!!!本当に楽しみ!!!!!!!!何を着ていこうかな〜!!!!!!!!!!!!!!!!!

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